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式根島倶楽部

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利島 基礎編

 


 利島です。ここだけの話、管理人は人生生まれてから20年くらい、この島の事を「りしま」だと思っていました。ここに正直に懺悔してお詫びします。そんな、「おしり」みたいな名前の島、あるわけないよな。 反省。

 「利島」は「としま」と読みます。

 えー、個人的にはお気に入りの島です。 式根島に似ているんだもんよ。
 基礎データー  面積4平方キロメートル  (ほら!!!式根島と一緒だよ!)
         周囲 8キロメートル   (まあ!!!式根島より小降り!!)



どうです? これだけで、トシマ贔屓になってしまうじゃないですか!!!
っていうか式根島からはいつも見えています。式根島の北、いつも海にこんもり緑色のおむすびが浮かんでいる島があるのですが、これがトシマ。

    
 ラブリー。可憐。
 おむすびっぽい。


 この島の収入はほとんどが椿油だそうです。伊豆七島で生産される椿油のかなりを生産しています。具体的には、1万5千リットル(農協調べ・平成15年)。
東京都の生産量の半分を利島が作り出しています。(平成7年ごろは7割を生産、平成十三年から5割をきっています。こんなところにも農業の跡取問題とか、そんなことを感じます)


利島(としま)っていうのは伊豆7島の二つ目の島です。
東京から見て、大島の次が利島。意外と近いのに、知名度が極端に低いのは、ズバリその理由はひとつ。船が滅多にとまらないからなのです。

 島がまん丸すぎて、大きな(安定した)港が作れなかったのだそーです。

 そのため、長いことと島は大変不自由な島で、「はしけ」といって島から物資を運んだ船まで小船で荷物を取りにいったりしたのですね。そのときに無くなった人も少なくない、今の港が出来るまで(今の港も船が着く率が低いことで有名)秘境として有名だった所以です。

 50パーセントくらいの率でしか船が着かないという小さな島ですので、大変かわいらしいその形状、椿の山、素朴な人情、てごろな大きさ、見事な漁場、にもかかわらず、観光地としては非常にやる気のない、その分田舎に着たぞ感が大変たのしめる素敵な島になっています。東京からわずか数時間で、こんな別世界に来る事ができるなんて、特筆者です。
 …にしても、絵葉書の一枚くらいあってもいいとおもうんだけれどなあ。島Tシャツもなかったし。

 この利島に、管理人Kは、同僚の物好きH氏と乗り込むことになったのでした。

 一応、目標は、「利島の中心で愛を叫ぶ」ことでした。利島の中心といえば、標高500メートルと少しの宮塚山。
 
 山=島なので、のぼりを登っていくと、自動的に山登りが始まります。時々、椿の下草を刈っている草刈機の音がのどかです。そう眺めがいいわけでもなんでもない、たまに海を臨む事が出来る山道をノンビリ登っていきます。

 展望台まで登っていくと、なかなか素晴らしい眺めが。ほとんど餌を貰っていないと言う飢えた鯉のいる小さな池を越えて、さらにあるいていくと、山の…なんていうのだ、7合目みたいな場所になります。やや坂がなだらかになります。

 で、ふっと「登山口」の文字が。

登山口からはアスファルトの道はありません。おむすびの一番上の部分にむかって、ひたすら上ります。ただの山です。

 黄金週間寸前に笹などの下草を払ってくださっていた様子で、足元はきれいになっていました。ひたすらのぼっていきます。

 山頂は一応お鉢めぐりができるようなコース・・らしいのですが・・・
 正直、どこがお鉢なのかよくわかりません。
 一箇所だけ物見やぐらが立っていて、ここを上ると見事な展望が望めます。
 ヘリポートも港も一望。思わずヤッホウなどと叫びたくなりますが、
 見事にここだけです。ここで管理人たちは人間に会うことができました。
 下草を刈っていたという消防団の兄さんたちです。
ここでももれなく、
「へえ、式根島から来たの?で、何しに?」と笑顔で聞かれます。


 物見やぐらの先に進むと、ようやく「山頂」とある空き地に。
 ・・・ただの空き地です。藪の中に空き地があるってだけの6畳くらいの場所が、・・・山頂です。眺めを期待してはいけません。
 
   つづく。          
         
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